2018年1月8日月曜日

パリの恋人


パリの恋人 Funny face
1957, America, Musical
監督:スタンリー・ドーネン
脚本:レナード・ガーシェ
主演:オードリー・ヘップバーン

パリが舞台のジョーとディックのラブストーリー
ヘップバーンが演じるジョーは、共感主義マニアの小さな本屋で働く若い女性。
共感主義なんて耳に覚えがないなと思って調べたけれど、あまりメジャーではないのか、すぐには調べられなかった。
ともかく、人は人のことを共感することができる、言葉に出さなくてもわかるでしょ。って感じの概念なのか。これはすごく日本的な考え方だ。一を聞いて十を知るようにしなさい、と。
うーん。そんなことは非現実的だと思うのは僕だけなのか?
KYという言葉が2007年流行語大賞になった。空気を読むという概念は、実はものすごく洗練されたものだと思う。
フロストルと共感主義について話すジョー。それを横目でみるディック。ジョーはディックに邪魔をされて怪訝にするが、フロストルが下心だらけのことを知り失望する。
共感なんて言葉は、恋愛関係に至る場面にはなにも役に立たない。誰も彼もその人物に気に入られるように行動するから。共感されているしていると勘違いするけど、それはしっかりと勘違いである。
ちなみに出場人物のフロストル教授はサルトルがモデルらしい。
まぁ、ヘップバーンが可愛いのでなんでも許そう。 
オードリー・ヘップバーンファンの戯言であった。

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